個室にて

Ars Cruenta

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

浦島太郎

コロナでなんでもかんでもリモート・メール・郵送となるなか、先日、本当に久々に京都を訪れた。本当は何度か行かなくちゃならないタイミングがあったのだが、コロナとは別のやんごとなき事情のためかなわなかった。 地価の高いであろう大通り沿いというのは…

危険なマゾゲー

子供のころプレイしたゲームで何が印象的でしたか? よくこういう質問で、FFやドラクエの名前が挙がる。きっともう少ししたら、ますます私の知らないゲームの名前がいろいろ挙がるのだろう。質問者がどういうことを聞きたくてこの質問をするのかにもよるが、…

恵方巻の不思議

毎年この時期になると、さぞ当然のように恵方巻の広告がどんと増える。毎年毎年笑ってしまうのだが、魚を食べられない人のためか、肉が好きすぎる人がいるためか、珍妙な恵方巻がテレビに映るのをどこか楽しみしている自分がいる。たっぷりのローストビーフ…

卵でとじる

おなかがすいたけど面倒な料理はしたくないとなったとき、よくどんぶりを作る。しらすがあればしらす丼を作ればいいのだが、しらすが家にいつでもあるわけでもない。牛丼やビビンバもおいしいが、いざ作るとなると結構手間がかかる。そういうとき、すぐでき…

消費なき梅田

ときどき、ふと街に出たくなる時がある。寂しいときや、どうも考えがまとまらないとき、都市の雑踏のなかでただただ歩き回りたくなる。そういうときというのは、何かが欲しいわけでもないし、ウィンドウショッピングをしたいというわけでもない。だから商業…

目頭が熱くなるとき

年をとると涙もろくなるとはよくいうものの、最近はちょっとしたことでも涙が出るようになった。もっとも、そんなに年は取っていないはずなのだが。 人によっては音楽で涙が出る人もいるようだが、私の場合はもっぱら映像や文章で涙が出ることが多い。不思議…

SとM

よく性的嗜好、近年ではさらにもう少し緩い意味での趣味を指すのに「S」と「M」という言葉が用いられる。これらの言葉は、天秤の両側のように位置し、一方で人を「いじめたい」人がいて、他方「いじめられたい」人がいるかのような印象を抱かせる。そしてこ…

やり直しと名前

関西ローカルの「八方・陣内・方正の黄金列伝」という番組がある。有名な人を一人呼び、その人の人生がどのような軌跡を描いてきたかを幸福度のグラフを見ながら振り返っていくという、一種のライフヒストリーである。先日の放送ではデヴィ夫人の話をしてい…

二人の幸福

「吉本新喜劇」などで、よく次のような筋書きの話が出てくる。ヒロインが困るような状況を男の仲間たちが用意して、男がそれをうまく打破することでヒロインとねんごろになろうという計画をたてる。たとえば借金で困っているところに偽物のヤクザが現れて、…

屋台街としての百貨店

コロナ以前は、よく百貨店の食品関係の催しに行っていた。ワンコインでワインが飲めるとか、2,000円でアテ三種と日本酒三種のマリアージュが体験できるとか、北海道の何かが手に入るとか。 百貨店が良いものの集まる場所だというイメージはいまだに根強いの…

蕎麦が好き

蕎麦が好きだ。よくテレビで美味しい蕎麦屋さんをやっているが、多くのお店はあまりおいしそうではない、あるいは出演するタレントがおいしそうに食べない。一番よくあるのが、蕎麦をたっぷりつけ汁につけて食べるパターン。蕎麦を食べているというよりつゆ…

真っ白でいられない人々の物語

つい先日、「龍が如く7 光と闇の行方」を攻略した。アクションゲームではなくRPGであるから、レベルをちゃんと上げないとなかなか進めないこともあり、ほかのシリーズと比べて2倍くらいの時間がかかった。桐生一馬が退き新しい主人公ということでいったい…

ぼてぼての謎

「ぼて お好み焼き」で調べると、いろんなお店が見つかる。「ぼてQ」「ぼて八」「ぼて茶屋」「ぼて福」などなど。そのなかでもチェーン店の「ぼてぢゅう」は目立つ。「ぼて」ってじゃあなんなんだという話だが、ぼてぢゅうのwikipediaによると、「ぼてっと返…

精鋭部隊の商店街

阪神野田駅といえば急行が停まるイメージが強い。鉄道でいえば大阪メトロとつながっていて、南に行けば福島の市場があって、松下幸之助の碑があるという印象も強いだろう。福島近辺ということもあって、飲み屋街があると思っている人も多いかもしれない。た…

酒を選ぶ基準

世の中には、酒をある種の富と権力の象徴とみる向きがある。(私は行ったことがないけれど、たとえドラマのフィクションだったとしても)キャバクラのような場でシャンパンタワーをすることは、単にお金を落としてお気に入りのお嬢さんを喜ばせるという意味…

マスクと賭け

最近、街中でマスクをしない人が前よりグッと多くなってきたような気がする。毎日マスクをするのはお金がかかるし、特に路上で煙草を吸うような人には口を閉じられるがごとき苦行なのかもしれない。 マスクをしない理由の一つとして、マスクをすることで新鮮…

「野良猫」のいない風景

先日、「坂上どうぶつ王国」という番組を見ていると、名古屋で保護猫活動をしている人の特集が組まれていた。その人は、かわいそうな猫がいなくなるよう活動しているようだが、その街を世界初の野良猫のいない町にしたいという野望を持っているようだった。…

ゲーム機はすごい

昨年の秋、10年近く使っていたパソコンがいよいよ不調となり、新しく買い替えることになった。このパソコンは、知り合いの人が組み立ててくれたいわゆる「自作PC」であり、「次からは自分で作れるように」といっしょに買い出しに行くところから組み立てまで…

一人前のカレー

前々から、時折脳裏をかすめては、料理をしているうちに気にならなくなって、たいして調べもせず済ませてしまっていることがある。それは、「一人前のカレーにはどれくらいの重さのルーが入っているものなのか」ということである。というのも、家でカレーを…

期待という裂け目

このブログは昔使っていたものを再び運用しているもので、ファビコンなどは昔のままだった。そのため昨夜、適当にペイントで仮の絵を作ってそれを貼り付けたわけだが、何の気なしに黒い背景に赤い線を刻むとき、ふと一つの作品を思い出し懐かしい気持ちにな…

回転寿司ランキング

昨日、「帰れま10」という番組で、はま寿司の人気ランキング10位を当てるという企画をやっていた。ご飯を食べながら何の気なしに見始めたのだが、見ていてだんだん「おいおいマジかよ」という気になってきた。過去のスシロー、くら寿司のランキングと合わせ…

ビッグ・ビーンズ

大阪を中心に数店舗を構える「ビッグ・ビーンズ」。「グルメマーケット」の名を冠するだけあって、食品にすべてを注ぎ込んだちょっと高級なスーパーである。私がこの店のことを知ったのはおよそ一年ほど前。「雲仙ハム」という美味しいハムが売られているお…

普段乗らない市バスに乗ることの可能性

先日、所用でJR尼崎駅近辺に向かった際のこと。用事がうまく進まず徒労に終わってしまいバスで帰ろうとした時のことだ。私はふと目前にあった、帰りのバスではない出屋敷行きのバスが気になり飛び乗ってしまった。夕暮れどきで、すでに空には三日月が高く上…