個室にて

Ars Cruenta

気分でパスタを作る

 パスタは結構気軽にできるので、いろいろ作れるようになっておくと便利だと思う。なんとなく、それぞれの系統で2種類ずつレシピのストックを持っておくと、食べたい気分に合ったパスタが作れるような気がする。

(1)トマト系

・アラビアータ

ピリ辛でトマトを感じたいとき。ニンニクと鷹の爪を炒めたところにトマト缶を入れて、しばらく時間をかけて半分くらいの量になるまで煮詰めるのがポイントだと思う。塩コショウでさっぱり食べられる。

ナポリタン

逆に甘めの味わいで洋食屋っぽいものが食べたいとき。「栄養士のレシピ」さんなどが使っているように合わせ調味料を使って調味するといい感じになる。ピーマンとか入れると美味しいよね。

 

(2)クリーム・チーズ系

カルボナーラ

がっつり卵とチーズを味わいたいとき。ローマ風の、卵と粉チーズとベーコンだけで作る時短レシピがオススメ。卵2個に粉チーズをどっさり入れたものを混ぜて、パスタをゆでているところで軽く湯煎しながらとろっとするまでかき混ぜる。焼いたベーコンを脂ごといれてパスタを和えるだけ。

・クリームソース

ホワイトソース系のものが食べたいとき。バターで小麦粉を炒めて牛乳とコンソメを少しずつ加えるだけで、十分いい感じになる。こっちもブラックペーパーで〆てあげると美味しい。具材が何でもいいってのが嬉しい。

 

(3)オイル系

・ペペロンチーノ

ピリ辛であっさり食べたいとき。いろんな作り方があるだろうけど、基本はバターなど使わずオリーブオイルににんにくと鷹の爪、塩コショウでもいいけど簡単に味をつけるならコンソメをお湯で溶いたのとパスタのゆで汁で乳化させるといいのかなと思う。たまにシェフ風とかも食べたくなる。

・あさりボンゴレ

とにかくアサリの気分のとき、あるいはちょっとスープパスタっぽいのが食べたいとき。ペペロンチーノの鷹の爪を炒めたところから、アサリの酒蒸しを作るだけだから、材料さえ手に入ればかなりお手軽。こっちは塩コショウであっさりでもよい。ママーのソースみたいに細かくした玉ねぎなんかも入れると、甘みとコクが出て美味しくなる。

 

(4)和風

・たらこスパゲティ

和風パスタの王道だと思う。バター、醤油、牛乳、たらこを入れたボウルにパスタを入れてあえるだけでいいので、おそらくもっとも簡単に作れるんじゃないか。簡単なのがいいし、失敗しないのがいい。

・シソのパスタ

THE 和風パスタを食べたいとき。たまに行くお店のブログで知ったレシピ。大量のシソの千切りをオリーブ油と醤油を1対1で混ぜた溶液に3日程度つけておき、油で炒めた具材とパスタを和えながらぶち込むだけですごく美味しいパスタになる。なるほどなあ、と思った。

 

(5)市販に頼るもの

ジェノベーゼ

ジェノベーゼのあの味わいは独特のものがある。どうしてもジェノベーゼが食べたいときは、もうバリラか何かに頼るほかない。デミグラスが食べたければシチューの残りとか、魚介系のクリームパスタが食べたければクラムチャウダーの残りとかが使えるが、ジェノベーゼばかりは作るのも大変だし何かを転用するわけにもいかない。どうにかならないものか。