個室にて

Ars Cruenta

安ワイン

 ワインが好き、と言っても人によってさまざまで、私なんかは1,000円を超えると贅沢をしているという気持ちになる。1本700円前後で済ませたいのが本音だし、贅沢するときでも2,000円くらいまでかなと思う。というのも、何万もするワインが美味しいのかと言われると、なかなかむつかしいところがあるからだ。たとえばシャンパンは高級品扱いされるが、市販される定番のシャンパンがそこまで高クオリティだとは思えない。酸味の角がたっているものが多いのだ。

 安いワインを手に入れる方法はいろいろあるのだが、最近はもっぱら地元のスーパーに頼っていた。しかし、冷凍ラーメンを食べるためにコンビニに行ったとき、遊びでセブンイレブンのワインを買ってみたのだが、これが思いのほか美味しい。しかも近くのセブンでは、以前このブログでもとりあげたコラゾンが置いてある。スーパーより若干価格は高くなるものの、なかなかだ。コンビニのクオリティが上がるなか、ワインにまで影響しているとは驚きだ。

 酒屋で手に入るボックスワインなら、アルパカよりペナソルがおすすめだ。ペナソルのスパークリングはもちろん瓶内二次発酵などではないが、次の日朝から忙しいときなどにちょっと飲みたいというときに良いし、一本500円足らずで帰るという値段設定もよい。近くの酒屋だと、ここから背伸びをするとすぐ1,000円近くなってしまうので、もう少しスタンプとか置いてほしいなと思ったりしている。

 しかしこう書いていると、サイゼリヤデカンタワインは500mLで400円、しかもそんなにまずいわけでもない。あれはすごいなと思う。コロナがもっと猛威を振るっていたころは持ち帰りもできていた時期もあったように思うが、今はできないらしい。普段づかいにはもってこいなのに、残念だ。