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Ars Cruenta

鍋スープレシピ紹介

 かれこれ二年以上、市販の鍋スープを使わずに済ませてきた。つい先日、ミツカンのキムチ鍋を食べて、ああそういえばこんなの長らく使っていなかったなあ、などと思い出したくらいだ。

 豚しゃぶや簡単な寄せ鍋ならば、昆布出汁を取って酒・みりん・薄口醬油をひと回しずつ入れるだけで立派なスープとなる。少し手間をかけるならば、鰹昆布出汁をとってうどん出汁のようなものを作ればなおおいしくなる。ただ、どうせブログを書くのなら、もうちょっと凝ったものを紹介するのもいいだろう。今日は、これまで自分が参考にしてきたクックパッドのレシピを示しながら、オススメ鍋スープレシピを整理してみたいと思う。もちろん面倒なスープもあるのだが、面倒であればあるだけ出来上がった鍋は格別のものとなる。

①水炊き

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 鶏をゆっくり加熱してから、いったん火を止めて一時間置くというのがポイントで、これをするかしないかでだいぶ味が変わる。このレシピでは塩とポン酢で食べているが、先ほど書いたように鶏出汁に酒・みりん・醤油でもおいしい・・・もはや博多風水炊きではないかもしれないが。

②キムチ鍋

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 キムチ鍋をするためにキムチを買うのではなく、キムチが余って酸っぱくなってきたときにキムチ鍋をするとよい。話に聞くと、本場韓国でもフレッシュなキムチを鍋にするのはもったいないそうで、酸っぱくなったものを加熱調理するのだとか。キムチ以外に特別な材料はないしキムチ自体が野菜なので、見た目以上に手軽。

③もつ鍋

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 もつ鍋と言えば醬油ベースの味付けのほうが一般的なように思われるが、こちらはねりごまをしっかりときかせて味噌を加えた一品。書かれているように一番出汁と鶏ガラスープを作るところから話が始まるので結構手間がかかるが、顆粒出汁などでも代用可能。ゴマの風味がもつとマッチして美味しいのだが、ねりごまを入手するのが最大の関門か・・・。

④火鍋

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 今回紹介するレシピのなかでおそらく一番手間がかかるのが火鍋。まず材料が半端ではないが、火鍋のような料理が好きな家なら、定期的にこれを作って食べることになるだろうから思い切って買ってしまうのもありだろう。丁寧に時間をかけて油から作っていくと、最後にはお店にも負けない素晴らしいものができる。オススメはラム肉だが、魚介もふんだんに入れると最後のラーメンがますますおいしくなる。

⑤鳥塩鍋

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 塩ベースの鍋を紹介していないので、鳥塩鍋を。火鍋の最初の油作りから豆板醤を抜いて、スープと塩で調味するという手軽さが良い。この工程を水炊き相手にやれば、水炊きが鳥塩鍋味になって、こちらもおいしい。生姜を入れすぎくらいに入れるのが好み。

⑥遠山風ぼたん鍋

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 牡丹鍋もところによっていろいろ違うもので、丹波篠山のほうではお肉を後から入れるのに対し、長野県の遠山では猪を炒めてからしっかり煮込む。このレシピのキモは唐辛子を加えることで、この辛みが何とも言えずおいしい。紹介したページは自社のたれを入れて作るが、我が家では別のところでイノシシを仕入れた時、別の牡丹鍋のレシピを参考に出汁やみそを入れて作る。根菜類をたっぷり入れると滋味深くなってなおよい。

コプチャンチョンゴル

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 コプチャンチョンゴルとは、韓国版のちりとり鍋のようなもので、なかに豚もつが入っているものらしい。たれを作るのはちょっと手間だが、ホットプレートに塗って野菜ともつをのせて蓋をしていれば勝手に出来上がるので、ひっくり返さないといけないお好みよりも簡単かもしれない(比較するものでもないか)。チーズタッカルビなんかが好きな人は、後からチーズを溶かしてもいいかもしれない。